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2012年08月12日ブログアーカイブ

お茶のブレンド(合組)って?

「合組(ブレンド)」ってなに?

合組って聞いたことがございますか?
合組は、私たち製茶業界では無くてはならない技術です。

そもそも合組とは、産地や品種、蒸し具合などが異なる荒茶の特長を見極め、ブレンドすること。
荒茶は香りの高いもの、味にコクのあるもの、水色が鮮やかなものなど実にさまざまな特長を持っています。
単一の茶園から収穫された原料でも最低14種類ほど製造ロット(製造日)が出来ます。
単一の茶園の茶葉は実は製造ロットごと味が違います。

私たち製茶職人は、目、鼻、舌、手触りなど感覚と経験を活かして荒茶の特性をひとつひとつ敏感に感じ取っていきます(鑑別)。
そして、それぞれの要素を引き立たせより価値ある煎茶になるようブレンドするのです。
また合組は、均一な品質のお茶をより多くの消費者にいつも安定して提供するためにも欠かせない作業です。
味・香り・水色・形状においてさまざまな特長を持つ「荒茶」をバランス良く調和させながら良質の美しいお茶に仕上げる配合方法です。

当社のぐり茶の原料は全て合組しています。
一つの合組に最低でも10種類の原料を使用します。
そして、最終仕上茶を製造するときには、合組した原料を最低でも5種類は使用します。
ブレンドして更にブレンドしていくと奥行きのある・飽きのない味わいに変化するのです。

ブレンド(合組)しなければ美味しいお茶が出来ないの?
いいえ、単一の茶園から作られた、美味しいお茶もあります。
しかし、好み、数量、値段などを考えると本当に納得いただくためには限度があります。
価格以上の価値を生み出すためにもブレンドが必要不可欠です。

「ぐり茶の杉山」では、静岡県産・鹿児島産・宮崎産の茶葉をブレンドし独自の味を引き出しています。

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