摘んでも摘んでも芽が出てくるお茶の木。
お茶の木は葉を摘み取られますが、常緑樹なので葉を摘み取っても新芽が出てきます。
そのため「お芽出たい」と、お祝い事に用いられることが多いのです。
結納品として
お茶の木が結納品のひとつになっている地域があります。
お茶の木は植え替えが難しいので、お嫁さんが嫁いだ家に根付くことで
「一生を添い遂げて欲しい」
という意味と願いが込められています。
長寿のお祝いとして
「茶寿」という言葉をご存知でしょうか?
長寿を祝う言葉に喜寿、米寿などがありますが、そういった長寿のお祝い事のひとつで、108歳のお祝いです。
「茶」の漢字を分解してみると、
草冠は、昔は漢字の「十」を横に2つ並べたような形「十十」と書いたそうです。
その下の部分を分解すると「八十八」になります。つまり「10+10+88」で108。
こうしたことから茶寿のお祝いにはお茶を贈ることもあるようで、お茶の贈り物は長寿を願う意味も込められているそうです。
誰もが日常的に親しんでいる日本茶は、あまり場所も取らず、保存もききやすいので、相手に喜ばれやすい品です。
大切な方やお世話になった方への贈り物として、ぜひお茶をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。