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2024年09月19日ブログアーカイブ

お茶の品種紹介その1【さえみどり】

1991年に鹿児島の枕崎で誕生したさえみどりは「日本茶の横綱」と呼ばれ、日本で最も多く栽培されている「やぶきた」に、天然玉露「あさつゆ」をかけ合わせて生まれた品種であることから「サラブレッド」と呼ばれることもあります。

日本茶らしい自然な甘味を持つさえみどりは、名前のとおり美しく冴えわたる緑色の茶葉をしています。お茶の色も明るく濃い緑色が出るので、緑茶の優等生などと呼ばれます。

誰が淹れても美味しく淹れられるのは、茶葉の渋味が少ないから。
近年、もっとも人気のある品種で、一口味わってみればその人気の秘密が分かるはず。
甘くて繊細なうま味を感じる中に、上品な香りがふわっと漂ってきます。

更に「さえみどり」は、新茶を摘み取る10日程前に、直射日光を遮るシートを茶園に被せることでさらに濃厚な旨味ときれいなお茶の色を生み出します。

さえみどりにはケルセチンという成分が多く含まれています。
ケルセチンは、タマネギの「サラサラ成分」として有名で、動脈硬化を予防したり、血糖値を低下させたり、脂質代謝を改善する働きがあることがわかっています。

また、ケルセチンだけでなく、さえみどりはテアニンも多く含むことで知られています。
その量は緑茶の品種の中で最大。集中力を高めたり、リラックスしたい時や寝る前に飲めばぐっすり眠れる効果もあります。

そんなさえみどりですが、寒さには耐えますが霜に弱い為、冷涼な地域では育てることが難しいので、なかなか生産量を増やすことができません。

品質ナンバーワンと称えられる最高級品種である「さえみどり」ですが、
当店では「ぐり茶極上一番茶」に多く使用しております。

さえみどりは、従来よりも強火の焙煎を施すことで、甘みが引き出され旨味が生まれます。
飲むたびに感じられる濃緑な水色、豊かで深い旨味、そして心地よい甘味を、ぜひお楽しみください。

ぐり茶の杉山

ぐり茶 極上一番茶

「さえみどり」を使用している商品

茶葉 100g

ひも付きティーバッグ 16個入

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