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深蒸し茶製法のぐり茶専門店

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お茶のお話

お茶の品種紹介その3【やぶきた】

現在、お茶の品種は100種類近くが農林水産省に登録されています。
その中で国内での栽培面積の約7割を占めるのが、「やぶきた」です。
この圧倒的な普及率こそが日本茶の代表品種と言われる理由です。

「やぶきた」はどのように生まれたのでしょうか?

「やぶきた」を選抜した杉山彦三郎という人物は、1857年(安政四年)に現在の静岡県静岡市に生まれました。
1908年(明治41年)に津嶋神社前にある所有地の竹藪を開拓して、茶畑を作りました。

杉山はその茶畑で優良な茶の木を二本を選抜しました。
選ばれた二本のうち、一本は元々竹藪だった地の北の方にあったので「やぶきた(藪北)」と名付け、もう一本は南にあったので「やぶみなみ(藪南)」と名付けられました。

その後も実験と観察を続け「やぶきた」が優秀な木だということに気づきます。
試行錯誤を重ね情熱を注いだやぶきたは、いまでは「日本の茶業の繁栄は、やぶきたのおかげ」とまで言われています。

やぶきた

「やぶきた」の特徴の一つとして耐寒性の強さがあります。
お茶は一番茶萌芽後の寒さや霜害に最も警戒しなければならないほか、寒さの厳しい地域では冬季に枯れてしまうこともありますが、
「やぶきた」は寒さにも強く、寒さで葉の色が変わったり、枯れたりする凍害を受けにくいのも強みです。

様々な土壌に対応できる適応性の高さもあります。
さらに成長面での強みとしては、根や芽の出方が均質のうえ成長が速く、植え替えもしやすいということがありました。

気になる味・品質面の良さですが、煎茶としての品質は極めて優れています。鮮やかな緑色の水色が特徴で、強くはないが上品な香り。くせの少ないすっきりとした味わいで、渋みが少なく、旨みがある。

そんな「やぶきた」ですが、
当店では「ぐり茶 香り一番茶」・「一番茶・二番茶ブレンド 緑香」・「上級二番茶 徳用500g」に多く使用されております。

お茶を飲む女性

食後や和菓子と飲むことで、その対比が引き立ち、味わい深いひと時を過ごせます。
やぶきたの渋味は、カフェインがほどよく含まれており、さっぱりとした後味でリフレッシュ感をもたらします。 私たちにとって一番馴染みのある日本茶の味ですので、忙しい日々の中で一息つくための時間にぜひお試しください。

ぐり茶の杉山

「やぶきた」を多く使用している商品

ぐり茶 香り一番茶

一番茶・二番茶ブレンド商品

ぐり茶の杉山
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お茶の品種紹介その2【ゆたかみどり】

現在多くの品種の茶葉が栽培されています。
日本で一番多く作られているのが「やぶきた」ですが、やぶきたに次いで多く栽培されているのが「ゆたかみどり」です。


カビによる病気「炭そ病」に強いなどの耐病性はあるものの、霜の被害を受けやすく寒さにも弱いため暖かい地域でしか栽培ができず、鹿児島県や宮崎県など九州地方で主に栽培されています。

強い旨味と渋味があり、ハーブや穀物に例えられる独特の香りを持つ「ゆたかみどり」ですが、被覆栽培で「カテキン(渋味成分)」の生成を抑えながら濃厚な旨味を乗せ、「深蒸し」にすることでマイルドでコクのある味わいを持つ濃厚な日本茶となります。

「ゆたかみどり」はそのほとんどが「被せ深蒸し」で作られています。
鹿児島県をはじめ、「ゆたかみどり」を栽培している地域は日照時間が長いため、苦味や渋味が強くなる傾向にあります。それを防ぐために、被覆栽培で苦渋味を抑えながら、旨味をより強く育てています。

また、被覆栽培を行うことにより「覆い香」が付加され、「ゆたかみどり」の独特な香気がマスキングされ、爽やかな香りを作り上げることができます。

かぶせ茶の茶園

バランスの良い渋味と甘味、コクのある深い味わい、美しい水色が魅力の「ゆたかみどり」ですが、当店では「ぐり茶 上級一番茶」に多く使用しております。

ゆたかみどりはほどよい渋みと甘みが絶妙に混ざり合い、クセのないさっぱりした味わいが特徴で、とても親しみやすい緑茶ですのでぜひご賞味ください。

ぐり茶 上級一番茶

「ゆたかみどり」を使用している商品

茶葉 100g

ひも付きティーバッグ 16個入

ぐり茶の杉山
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お茶の品種紹介その1【さえみどり】

1991年に鹿児島の枕崎で誕生したさえみどりは「日本茶の横綱」と呼ばれ、日本で最も多く栽培されている「やぶきた」に、天然玉露「あさつゆ」をかけ合わせて生まれた品種であることから「サラブレッド」と呼ばれることもあります。

日本茶らしい自然な甘味を持つさえみどりは、名前のとおり美しく冴えわたる緑色の茶葉をしています。お茶の色も明るく濃い緑色が出るので、緑茶の優等生などと呼ばれます。

誰が淹れても美味しく淹れられるのは、茶葉の渋味が少ないから。
近年、もっとも人気のある品種で、一口味わってみればその人気の秘密が分かるはず。
甘くて繊細なうま味を感じる中に、上品な香りがふわっと漂ってきます。

更に「さえみどり」は、新茶を摘み取る10日程前に、直射日光を遮るシートを茶園に被せることでさらに濃厚な旨味ときれいなお茶の色を生み出します。

さえみどりにはケルセチンという成分が多く含まれています。
ケルセチンは、タマネギの「サラサラ成分」として有名で、動脈硬化を予防したり、血糖値を低下させたり、脂質代謝を改善する働きがあることがわかっています。

また、ケルセチンだけでなく、さえみどりはテアニンも多く含むことで知られています。
その量は緑茶の品種の中で最大。集中力を高めたり、リラックスしたい時や寝る前に飲めばぐっすり眠れる効果もあります。

そんなさえみどりですが、寒さには耐えますが霜に弱い為、冷涼な地域では育てることが難しいので、なかなか生産量を増やすことができません。

品質ナンバーワンと称えられる最高級品種である「さえみどり」ですが、
当店では「ぐり茶極上一番茶」に多く使用しております。

さえみどりは、従来よりも強火の焙煎を施すことで、甘みが引き出され旨味が生まれます。
飲むたびに感じられる濃緑な水色、豊かで深い旨味、そして心地よい甘味を、ぜひお楽しみください。

ぐり茶の杉山

ぐり茶 極上一番茶

「さえみどり」を使用している商品

茶葉 100g

ひも付きティーバッグ 16個入

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緑茶で紫外線対策

緑茶には肌のダメージを防いでくれる成分がたっぷり含まれています。
その代表格と言えるのがカテキンです。

カテキンはポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれる緑茶成分の一種です。
カテキンの効果は肌のダメージを防ぐ以外にも様々あります。

カテキンの効果

植物が酸化や紫外線から守るために作り出している抗酸化成分です。
ビタミンEの10倍以上の抗酸化力を持つことも分かっています。

他にもこんな効果があります。

  • 発ガン抑制作用
  • 抗菌作用
  • 老化防止
  • 虫歯予防
  • 口臭予防
  • 疲労感の除去
  • 風邪予防 など

また緑茶でビタミンCが摂取できるということも有名です。お茶一杯分には約6mgのビタミンCが含まれています。

ビタミンCの効果

  • メラニン色素の生成を抑制
  • 活性酵素を抑えて肌荒れを防ぐ
  • 皮脂の分泌を抑える

ビタミンCを含む美容液なども人気が高いですよね。
更に緑茶を飲むことによってビタミンCを摂取することができます。
これから紫外線量は増加してまいります。緑茶を飲んで体の内側からケアしてこの夏を乗り越えましょう!

スタッフおすすめ!
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お茶を贈りものに

摘んでも摘んでも芽が出てくるお茶の木。

お茶の木は葉を摘み取られますが、常緑樹なので葉を摘み取っても新芽が出てきます。

そのため「お芽出たい」と、お祝い事に用いられることが多いのです。

結納品として

お茶の木が結納品のひとつになっている地域があります。

お茶の木は植え替えが難しいので、お嫁さんが嫁いだ家に根付くことで

「一生を添い遂げて欲しい」

という意味と願いが込められています。

長寿のお祝いとして

「茶寿」という言葉をご存知でしょうか?

長寿を祝う言葉に喜寿、米寿などがありますが、そういった長寿のお祝い事のひとつで、108歳のお祝いです。


「茶」の漢字を分解してみると、

草冠は、昔は漢字の「十」を横に2つ並べたような形「十十」と書いたそうです。
その下の部分を分解すると「八十八」になります。つまり「10+10+88」で108。

こうしたことから茶寿のお祝いにはお茶を贈ることもあるようで、お茶の贈り物は長寿を願う意味も込められているそうです。

誰もが日常的に親しんでいる日本茶は、あまり場所も取らず、保存もききやすいので、相手に喜ばれやすい品です。

大切な方やお世話になった方への贈り物として、ぜひお茶をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

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お茶の種類 ~緑茶の種類~

緑茶や紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶など……。
ひと口でお茶と言っても、実にさまざまな種類があります。
意識して選んでいる人も、何気なく選んでいるという人も、その違いを理解したらもっと毎日が楽しくなるのではないでしょうか。

茶園で栽培された生葉を加工して作られるお茶。
生葉は採取された時点で酸化酵素により発酵が始まり、その発酵度合いによってさまざまな種類のお茶に分かれます。

緑茶やウーロン茶、紅茶は同じ茶の木からできている

例えば緑茶やウーロン茶、紅茶は同じ「カメリアシネンシス」という茶の樹からできているのです。

お茶の種類の違いは、発酵度合いの違い

緑茶は不発酵、ウーロン茶は半発酵、紅茶は完全発酵というように、発酵度合いの違いにより違うお茶が出来上がります。

今回はこの中から緑茶の種類についてみていきたいと思います。

緑茶は、各飲料メーカーからペットボトルでも発売されているので、身近に感じる人も多いかもしれません。
日本式である蒸し製(煎茶、玉露、玄米茶、抹茶など)と中国式である釜炒り製(釜炒り製玉緑茶)とに分かれます。
同じお茶でも品種、産地、栽培方法や茶樹などによって作られる緑茶が違うため、数え切れないほどたくさんの種類があります。

煎茶

甘味と渋みのいいとこどり!

煎茶は、全製茶生産量の約8割を占め、多くの日本人に親しまれているお茶と言えるでしょう。
新芽から摘み取りまでずっと日光に浴びさせて育てます。
鮮やかな緑色と爽やかな香り、味は甘味と渋味が楽しめます。
一般には70℃前後のお湯で淹れ、1〜2分抽出しますが、適温に湯冷ましして抽出すると適度な渋みと旨みが引き出され、味わい深くなります。

ほうじ茶

あっさりとした口当たり

ほうじ茶は、煎茶や番茶を強火で狐色になるまで焙煎したお茶です。
香ばしさとすっきりとした味わいが特徴。
焙煎したことで、苦味成分が壊され、苦味や渋味成分が抑えられます。
そのため、ほかのお茶よりも口当たりがあっさりしていると感じられる人も多いのはないでしょうか。
小さな子どもにも飲みやすいかもしれません。
また一緒に食べる食事も選ばないでしょう。
できるだけ熱い湯で淹れるほうがよいとされています。

玄米茶

香ばしい香りと味

玄米茶は、煎茶や番茶を強火で加熱したものと、蒸してから炒って狐色になった玄米を、ほぼ同量ずつ混ぜたもの。
番茶や煎茶に玄米をブレンドした、茶と玄米の両方の香りが調和したお茶です。
比較的あっさりとしており、香ばしい香りと味が特徴。
淹れるときには、沸騰した湯で短時間で抽出するのがポイントです。
旨みや渋味成分が少ないため、高温で淹れても旨みや渋味は強く出ません。

茎茶

温度によって違う味わいが楽しめる♪

茶の若枝、茶葉の柄、新芽の茎を混ぜて作られるお茶で、棒茶とも呼ばれています。
甘味や旨み、香り成分は葉よりも茎のほうが豊富なため、独特の香りと爽やかな旨みが特徴的です。

玉露や高級な煎茶の茶葉から作られた茎茶のことを特に雁ヶ音(かりがね)、白折(しらおれ)と呼びます。
茎茶は温度によって、違う味わいが楽しめます。
高温だとシャープな味わいに、抽出時間を長くすると甘味が引き出されます。

抹茶

お茶本来の栄養をしっかり摂れる

抹茶は、蒸された茶葉を揉まずに乾燥し、石臼で挽いて粉状にしたお茶です。
和菓子や洋菓子などさまざまな料理に使われているので、身近に感じられる人も多いのではないでしょうか。
茶の葉をお湯で浸出させて飲むお茶とは異なり、抹茶は茶葉をまるごと飲むので、お茶本来の栄養もしっかり摂ることができます。
抹茶と言うと、茶道など敷居の高いイメージを抱く人もいるかもしれませんが、今は手軽に抹茶を楽しめる商品もたくさん出ていますのでぜひ味わってみてください。

かぶせ茶

苦すぎず甘すぎない

煎茶にする葉を摘んだあと、枝に残され固くなった茶の葉が原料の番茶。
番外茶が由来とされており、主流から外れたお茶の総称です。
主流から外れたお茶とは言っても、決してランクが低いというわけではありません。
煎茶と比べて含まれているカフェインが少ない分、身体に刺激が少ないお茶を好む人におすすめです。


今回紹介したものは、たくさんあるお茶の種類のほんの一部です。
自分が「好きな香り」や「おいしい味」と感じるお茶を、実際に飲んで見つけることから始めてみてもいいかもしれません。
お茶を楽しむことで、心豊かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

深蒸し茶 急須
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新茶の魅力とは?

新茶とは、年が明けて最初に取れたお茶のこと。
4~5月頃に収穫されたものを言います。

お茶の木は、一年中新しい芽を出し、葉を増やすので、年に何度も収穫ができます。
しかし、冬だけは別。
寒い季節を乗り越えるため、栄養をため込み、余計な力を使わず、休眠します。その間は新しい芽や葉を出しません。

冬が明けて春が訪れると、新しい芽を一斉に出します。これが新茶です。
若々しく、瑞々しいさわやかな香りは、新茶だけが持っているもの。
春らしいフレッシュさを感じます。

冬にため込んだ栄養は、春の新芽にすべて凝縮されます。
そのため新茶は夏や秋に収穫したお茶よりも、濃厚でおいしい!

新茶の品質を決める要素とは?

新茶だけではありませんが、お茶にはさまざまな要素があります。

甘味・旨味・渋味・苦味・えぐみが少ない

まず味を見てみると、甘味・旨味を感じ、渋味・苦味・えぐみが少ないものが上質の新茶とされます。
他にも、香り、お茶の色、茶葉そのものの色・質などです。
こうした要素はお茶を育てる地域・生産者によって差が出たり、製茶方法・加工方法やお茶そのものの品種・個性によっても千差万別です。

口にふくんでみると、上品でキレのよい渋味・苦味を感じる…
これが最上級の新茶です!

渋味

緑茶がスッキリ・サッパリとしているのは、渋味があるからこそ。
さわやかな渋味が甘味・うま味を引き立て、さらにおいしく魅力的に感じるのです。

まったく渋味・苦味のないお茶は、かえって薄っぺらく感じてしまうものです。

香り

香りが強く、新茶らしい瑞々しさ、春らしさを感じるほど上質な新茶とされます。
飲んでもすぐに香りが消えてしまうようなお茶は、もしかすると保管状態がよくなかったのかもしれません。

なにより透明感があり、鮮度を感じる色が、よい新茶の証拠です。
(新茶の色は、銘柄や販売店・製造方法などによっても異なります)

お茶を入れる前の茶葉を見てみると、表面にツヤがあってツルツルしているものが上質な新茶と言えるでしょう。
また、色や形、大きさがそろっている方が上等とされ、贈答用に重宝されることも。


お茶に浮いたほこり(のようなもの)の正体

新茶や上質の煎茶などをいれると、お茶の表面に白いホコリのようなものが浮かぶことがあります。
湯飲みや急須にホコリがついていたのかな?と心配になるかもしれませんが、実はコレ、上質なお茶にしかないものなんです。


これは「毛茸(もうじ・もうじょう)」と呼ばれるもの。


芽吹いたばかりの新しい茶葉は、表面にうぶ毛のような細かい毛が生えています。葉が成長して大きくなるにつれ、いつの間にか毛茸はなくなってしまいます。

つまり、毛茸があるお茶は、出たばかりの新しい葉を使っているということ。新鮮な証拠です。
安心して新鮮なお茶をお楽しみください!

新茶や上質の煎茶などをいれると、お茶の表面に白いホコリのようなものが浮かぶことがあります。
湯飲みや急須にホコリがついていたのかな?と心配になるかもしれませんが、実はコレ、上質なお茶にしかないものなんです。


安心して新鮮なお茶をお楽しみください!

ぐり茶の杉山
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寒い時期にはほうじ茶がオススメ

芳ばしい香りと飴色が特徴のほうじ茶。

緑茶と比べて渋みが後に残りにくく、さっぱりとした味のほうじ茶には口に残る脂っぽさを洗い流してくれる作用もある為、食後のお茶としても好まれてます。

ほうじ茶の一番の魅力は豊かな香り。
ほうじ茶の特徴的な香りには、焙煎の過程で生まれる「ピラジン」という成分が含まれています。
「ピラジン」には香ばしいかおりだけでなく、脳をリラックスさせる働きや、血流の流れを良くする働きもあることがわかっています。

また、リラックス効果のある「テアニン」も多く含まれており、疲れたときやイライラしたときなどに安らぎを与えてくれます。

ほうじ茶に含まれるビタミンCは熱に強く、含有量はレモンの約5倍といわれています。
ビタミンCには、肌のハリやうるおいのある美肌を保つ効果や、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの合成を促す効果があるため、ストレス対策にも有効です。

そのおいしさに加えて、うれしい効果が期待できるのがほうじ茶。
実はおいしいことづくめの、優秀なお茶なのです。

当店では茶葉だけでなく、ティーバッグのほうじ茶もご用意しています。

50個入りひも無し
4.5g×50個入り

* 棒ほうじ茶 150g

 贅沢な棒茶(くき茶)のほうじ茶です。

*ほうじ茶(葉焙じ) 150g

 一番茶をゆっくり焙じ上げ、茶葉の旨味を残した仕上げになっています。

*ほうじ茶 200g

 一番茶と二番茶の茶葉を焙じた甘味の少ないすっきり味のほうじ茶です。

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お茶パワーはスゴイ!

緑茶は紀元前3000年以前に中国で発見されて以来、いろいろな薬効があることが知られてきました。
最近では、緑茶が健康に本当に有益なことを示す科学的な根拠が明らかになっています。

成分には、カテキン・テアニン・カフェイン・ガンマアミノ酪酸(GABA)・ビタミン・フッ素やカリウムなどのミネラル・食物繊維などがあります。

ここからはお茶のすごいパワーをご紹介していきます!

1.抗がん効果

動物実験や細胞を使った実験においては、緑茶に抗がん作用があり、それにはEGCGが寄与していることが、多数の実験で明らかになっています。
人のがんに対しても同じ効果があるかどうかは、いろいろの結果があってまだはっきりとしませんが、
疫学調査研究や臨床試験で緑茶の抗がん作用が認められたという報告が増えてきています。

2.飲むだけで痩せていく?抗肥満効果

カテキンは、食事とともに摂取すると、脂肪の吸収を穏やかにする特性を持つとされています。
実際に、カテキンを継続的に摂取することが体脂肪に影響するのでしょうか?
これについては、肥満者からやや太り気味の人が約200mgのカテキンを含む緑茶飲料を朝・夕食とともに1日2回飲むことを12週間続けると、徐々に体重が低下し始め、カテキンを含まない飲料を摂取した場合と比較して、約1kgの体重の差が認められたという調査結果が得られています(伊藤園の中央研究所の調査による)。


さらに、体重だけでなく、腹部の脂肪も低減されたことが明らかになりました。

3.眠気を覚ますカフェイン

カフェインはお茶やコーヒーは眠気覚ましに効くことはよく知られています。

脳を刺激して眠気を覚まし、疲労感を減少させ、鬱抑制にも役立つと言われています。

脳内の神経細胞にある睡眠物質のひとつである「アデノシン」の受容体に結合して、「アデノシン」の働きを邪魔するために眠気を覚まします。しかし、人によっては睡眠障害になることもあるので、濃いお茶を飲んでカフェイン過剰摂取とならないように注意する必要があります。

4.リラックス状態をもたらすテアニン

テアニンとは、お茶特有のアミノ酸で、うま味や甘みの元となる成分です。

テアニンには、リラックス効果ストレス軽減作用があることが知られています。 自律神経の活動を抑制して脳神経系の活動を正常化することで、リラックス状態を示す脳のアルファ波が上昇することも確認されています。また、カフェインの摂取で興奮して起こるβ波の発生をテアニン摂取が抑制することも明らかになっています。

5.心を落ち着かせるGABA

GABAの最大効果は、
「興奮系神経伝達物質」の過剰な分泌を抑制することで脳神経へと働きかけ、「気持ち・心を落ち着かせる」という「抗ストレス作用」です。
他にも、「血圧上昇抑制」「ダイエット」「糖尿病改善」など様々な効果効能があります。

GABAは緑茶葉10gあたり30mg程度含まれていますが、酸素の無い状態で茶葉を処理するとその含量が10倍にもなり、ギャバロン茶として市販もされています。

6.気軽に摂取!ビタミンとミネラル

緑茶を飲むと一日の必要量をある程度補うことができます。

ビタミンやミネラルは人の生命維持に欠くことのできない微量栄養素で、ビタミンは13種類・ミネラルは29種類ほどありますが、緑茶葉にはビタミンD以外の12種類のビタミンおよびミネラルのほとんどのものが含まれています。
淹れたお茶に含まれる水溶性ビタミンのうち比較的多いものは、ビタミンC・パントテン酸・葉酸・ビタミンB12などです。


たとえば、ビタミンCの一日推奨所要必要量は100mgですが、緑茶1杯で12mgほどが摂れる計算になります。一方βカロテンやビタミンE、CoQ10などは水に溶けないので、これらを摂取するためには抹茶や茶葉の微細粉末を摂取したり、茶葉を使った料理やお菓子を食べるなどして茶葉そのものを摂取する必要があります。


ミネラルとしては、カリウム・カルシウム・リン・鉄などが茶葉に比較的多く含まれていますが、その一部しか溶け出さないので、1杯のお茶では茶葉に含まれる量の1/40~1/100となってしまいます。


上記で紹介した以外にも、ビタミン・フッ素やカリウムなどのミネラル・食物繊維などもあります。
緑茶は健康増進に役立ついろいろな成分を含んでいることをおわかりいただけたでしょうか。

いろいろな成分が効能を様々な発揮すると考えられています。気軽に飲んで健康になりましょう!

ぐり茶の杉山
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お茶でほっと一息

お茶の香りを感じると、何となくホッとする気持ちになりませんか。
お茶に含まれる成分が、気持ちを落ち着かせたり、ストレス解消、疲労回復や集中力アップ、リラックス効果など、さまざまな効果をもたらすことがわかっています。

香り成分 青葉アルコール

お茶には青葉アルコールという香り成分が含まれています。
青葉アルコールには気持ちを落ち着かせたり、ストレス解消、疲労回復や集中力アップになったり、リラックス効果が期待できると言われています。
木の葉や草の葉をちぎったときに感じる香りのことで、芝を刈った後や、草刈りの後などによく感じるかと思います。何となく心が落ち着く人も多いようです。

日本の緑茶は発酵をさせない製法で作られることが多く、茶葉のグリーンな香りを保ち、色も鮮やかな緑色のお茶になるのが特徴です。
元となる茶葉にはポリフェノールオキシダーゼ(ラッカーゼ)と呼ばれる酸化酵素が含まれています。
お茶の葉を摘むと、この酸化酵素の働きが促進され、茶葉の色や味が徐々に変化していきます。山芋やリンゴを切った後そのままにしておくと、茶色く変色してしまうのと同じ現象です。

茶葉も摘んでからそのままにしておくと、色が緑色から徐々に茶色く変色し、香りも植物独特のグリーンな香りから果物のような芳醇な香りへと変化していきます。
これを発酵といいます。

発酵を防ぐには火を通すことが重要で、茶葉も蒸す、または炒ることで酸化酵素の働きを止め、和らいだ生茶葉の香りを保つことができるようになります。
玉露やかぶせ茶は覆下栽培でお茶を摘むため、香りの成分に違いが生じます。
これらは「覆い香」と呼ばれる青のりのような独特な香りがあり、火を通すことで覆い香もしっかりと楽しむことができます。

うまみの元 テアニン

飲んだ時にホッとした気持ちになるのは、テアニンという成分が含まれているからです。
テアニンとは、お茶特有のアミノ酸で、うま味や甘みの元となる成分で、リラックス効果やストレス軽減作用があることが知られています。 自律神経の活動を抑制して脳神経系の活動を正常化することで、リラックス状態を示す脳のアルファ波が上昇することも確認されています。
ストレスが多いコロナ禍に取りたい成分の一つといえますね。

寒くなるこれからの時期に温かいお茶でほっと一息してみませんか。

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