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お茶のお話(5ページ)

新茶新芽の摘み取り

新茶新芽の摘み取り

 茶娘  新茶の季節になると、 茶農家さんが慌しくお茶摘みをはじめます。茶の適採日に入ると手摘みから始まり 機械摘みへと日に日に伸びる新芽を摘み取ります。
今回のブログでは新芽の摘み取る位置についてご紹介。 「ぐり茶の杉山」で契約栽培している
静岡県島田市の伊久美地区の茶園を例にとってご紹介します。

一番茶の新茶は4月上旬から5月中旬頃に製造されます。 一番茶が終了すると、刈り取った茶園からまた新たに芽が出てきます。 これが二番茶で、一番茶の刈り取りが始まってから45日後に出てきます。
一概に茶の摘み取りといっても今現在さまざまな方法があります。 昔ながらの「手摘み」。山間地で盛んな「機械摘み」。平地では「乗用機械摘み」。 というように地形に合わせた茶の摘み取り方法があります。
ぐり茶の杉山」の伊久美地区の契約農家産では、「手摘み」と「機械摘み」を指示して生産させて頂いています。
下記の図では、摘み取る新芽の基準です。
新芽をどの位置で摘み取るかで最終的なお茶の味が決まってきます。

 

お茶 新芽

上記のように新芽が伸びてくると茶農家さんは茶園を見回り頃合を見計らって茶摘をします。
「手摘み」では二葉摘みという部分を丁寧に人の手で摘み取ります。


「機械摘み」では三葉摘みをして良質な茶葉を一気に刈り取ります。
ただ茶摘は一日掛けても茶園全部を摘み取ることが不可能です。
しっかりとした茶摘計画を立てていかないと適採時期を逃しお茶の品質を落としてしまいます。
そこは茶農家さんの長年の経験とカンで良質な茶葉を摘み取ります。 もちろん雨の日に茶摘は出来ません。
雨っ葉といって、品質がガクッと落ちますので天気との戦いもあります。
↓こちらは機械摘みの様子です。 二人一組で蒲鉾状の茶畑の新芽を刈り取っています。

新茶 茶畑 摘採

我々御茶屋は上記のように各地の茶生産農家さんの影の努力があって成り立っている商売です。
茶農家さんは新茶時期だけ茶の仕事をしているわけでなく、新茶時期が終了してから次の新茶に掛けて肥料管理や土壌管理、防虫やら色々と日々の努力をしています。

予断ですが、生葉1Kgからどれだけの仕上茶ができるかご存知ですか?
生葉を蒸し上げ水分を抜き、棒茶や粉茶を抜き取りお客様のお手元に届く頃には約150~200g程になります。

 

 

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鹿児島県の茶園・茶畑を視察

鹿児島 霧島 西製茶の畑

鹿児島県の山間、古くから天狗の住む地と言われてきた霧島山麓の茶園を視察。

自家製堆肥造りからこだわりのお茶を生産している「西製茶工場」の茶園を見学してきました。

鹿児島県の茶生産量は、茶栽培面積8,670ha(平成23年)と静岡の18,500ha(平成23年)に次いで全国第二位!日本の茶生産面積の19%を占めています。

鹿児島茶というと関東圏に住む我々にはマイナーなイメージがありますが、そもそも鹿児島茶の発祥は今からおよそ800年前、金峰町阿多・白川に平家の落人が伝えたという説や、足利時代に吉松町の般若寺に宇治から茶種子を取り寄せ播いたのがはじまりという説、野田町の感應禅寺説などがあります。

近年は、鹿児島県の推奨農業として茶業が盛んになり、静岡県の茶園と比べ広大な緩急の少ない地形を利用して近代的なお茶作りが盛んに行われています。

鹿児島茶の近代設備の見学場所としてこの「西製茶工場」にはるばる行ってきました。

 

鹿児島の茶畑の特徴は、乗用型摘採機。広大な茶園の茶摘みを短時間・少人数で行うことが出来ます。そして茶葉の刈取りの調節次第で綺麗な荒茶を生産することが可能です。

鹿児島の茶畑はこの機械が運用出来るようなだらかな斜面、長いお茶園が特徴です。

茶畑の1列の長さは約150m!この列が西製茶工場さんでは70町歩(約70ha)保有しています。

新しい茶園 鹿児島

そして現在も茶園は拡幅中で3年後にはまだまだ広がりそうです。

 

鹿児島の茶園の特徴のもう一つは「霜対策」

静岡県民の茶園の霜対策のイメージに浮かぶのは「扇風機」通称防霜ファンと呼ばれる設備。

牧之原の茶園を見回すとこの防霜ファンがあちこちに目につくと思います。

防霜ファン

新茶摘み取り前の新芽に霜が降りると茶葉は痛み、最悪刈り落とさなければなりません。

これを防ぐたファンを動かし冷気を逃がすのです。

ですがこれだと広範囲にわたる茶園の霜対策には難しく、現在は水を散水するスプリンクラー式が増えてきました。

茶園の霜対策(スプリンクラー)

↑のスプリンクラーで茶園の霜対策をしています。

このスプリンクラー式では霜はもちろん、降水量が少ない場合の水やりにも効果発揮します。

更には生産時期を調整することが可能で良質な茶葉を安定的に供給できるのも特徴の一つです。

茶園のスプリンクラー

いたるところにスプリンクラーを設置しています。

 

それにしても鹿児島の茶園は広い!

茶園を車で移動しましたがクタクタになりました。

西製茶工場

畑から戻るとちょうどお昼時…

西製茶 おひるごはん

農家のお母さんが自家栽培のシイタケや山菜料理をごちそうして頂きました。

その後、さらに周辺の茶畑を視察し霧島から鹿児島市内へ移動。

せっかく鹿児島に来たので黒豚が食べたい!ということで、鹿児島経済連直営のレストラン「華蓮」へ。

華蓮 黒豚せいろ蒸し

華蓮といったら黒豚せいろ蒸しです!豚しゃぶと比べて美味しさが逃げないので美味しさたっぷり!

私、鹿児島に出張のたびに必ずここに寄ります。

 

鹿児島は近年桜島の噴火が活発化しており、視察中も火山灰が道路わきに結構積もってました。

過酷な環境の中でもお茶をはじめ農畜産物のこだわりを感じます。

お茶の生産では、鹿児島の土壌に合った品種を様々生産し、静岡県の茶園ではできない味を生み出してきています。

設備も広大な土地を利用し、大量生産の中でも良質な品質を生み出そうと工夫している姿に感服しました。

近い将来、静岡茶・鹿児島茶の順位が逆転する日が来るかもしれませんね。

 

お茶の通販|ぐり茶の杉山

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星野製茶園の碾茶・抹茶工場を見学

福岡県は八女、その八女の山奥にある奥八女の「星野製茶園」さんの碾茶・抹茶工場を見学してきました。

 

八女のお茶の歴史は古く、高級茶の産地として知られています。

日本の茶の生産量は第6位と日本茶生産量の3%を占めている「八女茶」。

その八女茶の中でも異色の輝きを持つこの星野製茶園さんは、この八女茶以外に「玉露」「抹茶」を製造しています。

玉露では、八女の玉露と言ったら星野と言われるほど高品質な玉露を製造し、ロイヤルブルーティーという高級ボトリングティーとコラボし「King of Green HIRO premium」という商品も生み出しています。

King of Green HIRO premium

 

今回の視察は、玉露ではなく抹茶

星野製茶園さんの抹茶は、京都の抹茶と比べてフレッシュでまろやかなのど越しで私のお気に入り。

星野製茶園の有名人、茶師コンテストで史上初満点を取った絶対味覚のある茶師山口真也さんにその抹茶を作る工程を見学させて頂きました。

 

さて、久留米市から車で星野村へ行く途中は驚愕でした。2012年7月、星野製茶さんに行く途中の道が豪雨でところどころ決壊やがけ崩れがあり、現在も復旧のめどが立たないほどの被害。

しかも道幅も狭く車がすれ違うのがやっと…。秘境の中に星野製茶さんはあります。

八女 豪雨

そんな被災の爪痕を見ながら星野製茶園に到着。

星野製茶園 星野製茶 抹茶

 

そもそも抹茶とは碾茶から作られます。

??…ではよく売られてる深蒸し茶の抹茶って?という方、そんな抹茶はありませんw

正当な抹茶は抹茶にするためのお茶、それが碾茶です。

碾茶とは、蒸して作られる緑茶の一種で、中国茶の一つである甜茶(てんちゃ)は別の物です。

栽培の仕方は、玉露と似ていて収穫前に被覆した茶葉を蒸し、碾茶炉で乾燥して製造します。

煎茶のように茶葉を揉む工程が無いため、形状は青海苔に似て、その香気は玉露同様独特のかぶせ香があり、適度に香ばしいお茶です。

茶を摘採まで少なくとも20日以上被覆してその生葉を蒸して揉まずに乾燥せしめたものであります。

碾茶 畑

↑碾茶用の茶畑。茶ノ木の上に日光を遮る布をはります。直射日光を遮ることでうまみ成分がぎっしりつまった茶葉が出来ます。

碾茶 生葉コンテナ

畑から収穫した茶葉は碾茶工場に集められ、生葉用コンテナに入れ、蒸し・乾燥工程を順番にこなします。

この生葉コンテナには一工夫してあり、蒸し工程への待機中に生葉の痛みを防ぐために加湿を通した風を下から送り込んでいます。

生葉コンテナ 送風

↑コンテナのそこは通風よくステンレスメッシュ

散茶

碾茶と普通の荒茶を作る工程の見た目の違いはまずこれ、散茶という工程。

蒸した茶葉を↑のようなメッシュのタワーの中で下から強風を送り茶葉を冷却しながらばらばらにほぐします。

碾茶炉

そして煉瓦造りの乾燥機に茶葉が入り乾燥させます。

碾茶

乾燥が終わった茶葉は茎等を取り除けば碾茶の完成です。

一見青のりみたいですw

この碾茶を冷蔵庫で保管し、抹茶出荷の度に石臼で碾茶を挽きます。

抹茶

抹茶を挽くといっても人間の手ではなく、機械化されています。

回転スピードも風味を殺さない絶妙な設定をされているみたいです。

「石臼の石が研磨されて石が混入されることはないのですか?」という失礼な質問をぶつけたところ、「碾茶が石臼に入っている時点で100%ありえません。碾茶が無くなる前にストップしますので…」

なるほどー。

それにしてもこの抹茶を挽いている機械、一定のリズムでグルグル…。

見ていると、お茶のアロマと合わせて眠くなります…。

 

実はこの星野製茶園さんに来る前、こともあろうか豚骨の野趣たっぷりの久留米ラーメン「大龍一番」でラーメン・餃子を不謹慎にも食べてしまって…。

大龍一番 久留米ラーメン

でも、本当にここのラーメンは美味いです!ですが食べていない他人からすればかなり臭うはず…。

 

さあ、工場見学も終わり、お店で挽きたての抹茶を試飲させて頂きました。

抹茶 試飲

うーーん、さすが香りよし。きめ細かな泡が心地よく、すっと入ります。

抹茶って苦い?いえいえ、ちゃんとした抹茶は苦くないですよ。

実は私、生まれて一度も苦い抹茶飲んだことがないんです。

上記の工程でしっかりと作られた抹茶は本当に贅沢な一杯です。

私、お茶屋に生まれてきてまがい物の抹茶自体飲んだことがないので、抹茶=苦いというイメージはなかったのですが自分の周辺の方のイメージはそのような印象があるようです。

抹茶をたてること自体敷居が高く感じる抹茶ですが、作法の極意はリラックスすること。

気軽にお抹茶を飲むことに挑戦して頂きたいですね。

気軽にと言えば当店ではこの星野製茶園の抹茶を使用した抹茶ラテ「抹茶オーレ」取り扱っています。

星野 抹茶

 

貴重なお時間、工場を案内して頂いた山口さん、ありがとうございました。

yamaguchi-hosino

 

尚、当社「ぐり茶の杉山」の商品ラインナップに近々この「星野抹茶」を発売予定です。

発売時にはぜひご賞味くださいませ。

 

星野製茶園商品の抹茶ラインナップ

星野抹茶 池の白20g

★ 星野抹茶【池の白 20g】を購入する→数量

 

 

 

星野抹茶 星の露

★星野抹茶【星の露 20g】を購入する→数量

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日本茶の代名詞品種「やぶきた」

やぶきた品種

日本茶を製造するためのお茶の茶葉には、お米の「コシヒカリ」「ササニシキ」と品種があるように、お茶の木にも様々な品種があります。
日本茶を飲まれる方なら「やぶきた」という品種は聞いたことがあるかと思います。

やぶきた品種は、日本の茶畑の中で現在もっとも普及率が高く、日本茶の代名詞的な存在となっています。

「やぶきた」は、明治から昭和の初めにかけて杉山彦三郎(1857年生まれ、86歳没)が選抜した品種であり、現在もっとも普及率が高く、日本茶の代名詞的な存在となっています。

杉山翁は、現在の静岡県静岡市清水有度の竹やぶを開墾し、集めたお茶の種子を蒔いて茶園をつくりました。その中から2本の優良系統を選抜し、やぶの北側に植えたものを「やぶきた」、南側に植えたものを「やぶみなみ」と命名。その後やぶきたは1945年に県の奨励品種に選定され、1953年には農林省登録品種に指定されました。現在、その原木は、文化センター(静岡市谷田)へ移植され、県天然記念物に指定されています。

総合的に優れた品質の品種で、甘みのある濃厚な滋味と優雅な香気が特徴だといわれています。ただし、耐病性、特に炭疽病や輪斑病および網もち病には弱く、適切な防除が必要な品種です。

お茶の品種には、やぶきた以外にもたくさんあります。
ゆたかみどり・あさつゆ・さえみどり・おくみどり等等…。

お茶といえども品種によって味が変わります。

 

ぐり茶の杉山の茶葉の品種は、このやぶきた以外に、甘みがつよく口当たりの良い「ゆたかみどり」や清涼感が際立つ「さえみどり」等をかぶせ製法で栽培された茶葉をブレンドして味の階層を広げています。

 

お茶の通販|ぐり茶の杉山

 

 

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蘭字ラベル お茶の輸出の歴史

蘭字ラベル 輸出

上記の絵はぐり茶の杉山伊豆高原店のカウンターに飾ってあります。

この絵なんだかわかりますでしょうか?

これは絵ではなく版画です。

芸術用の版画ではなく商用のものです。

実はこの版画絵は、日本茶の華やかな歴史を象徴するものです。

茶の輸出の歴史は、昨年のNHKで話題の竜馬伝「坂本竜馬」に登場する大浦慶(おおうら けい 1828~1884)から始まりだと聞いています。

この大浦慶は日本茶を初めて世界に輸出した人物で、茶の取り引きはイギリスの貿易商人ウィリアム・オールトとの間で行われました。

当初、オールトからの発注を受けて、慶は1万斤(6000キロ)もの日本茶を手配してアメリカへ輸出。
これが日本茶輸出貿易の先駆けとなった。

その後日本茶はイギリスやアラビアにも輸出されるようになり、慶は若干30代にして日本茶貿易商として莫大な富みを得ました。

得た財力を坂本龍馬を始め江戸時代幕末の志士達へ資金や自宅をアジトとして提供し彼らが明治政府を造りあげる大きな力となりました。

そして明治維新後、さらに日本茶の輸出量が増えます。

日本茶の輸出が盛んになり、茶商は創意工夫を凝らした茶箱にはる商品ラベルを上記の写真のようなラベルをこぞって作成したのが始まりです。

蘭字とは、中国の茶商から伝えられた業界用語で「西洋の文字」の意味で、輸出用の日本茶の木箱に貼るラベルをかつてこう呼びました。

幕末から大正にかけて、横浜や神戸から積み出された緑茶梱包には
アルファベット文字入りの華やかな木版多色刷りラベルが貼られていたました。

商標や等級を示す欧文ロゴは当時最新の書体が使われた例もあり、
外国のデザインをそのまま移入したものらしい。

しかしこれに花鳥や美人風俗などの絵柄をあしらい、
極薄の木版画に刷り上げたのは浮世絵の職人達です。

ちなみにこの「蘭字ラベル」は短期間ではありますが美術館等でも公開されたりしています。

なお、この蘭字に魅せられて研究されていらっしゃる方もいます。「蘭字研究家 井手 暢子

 

 

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深蒸し茶と普通蒸し茶 製造方法の違い

深蒸し茶と普通蒸し茶の違い

2011年1月にNHK番組、ためしてガッテンで「深蒸し茶」が紹介され深蒸し茶ブームになりました。そのころからやたらにお問合せの中で「深蒸し茶下さい」と言う声が多くなりました。

 

しかしながら、深蒸し茶っていう日本茶は、日本茶の商品カテゴリの大きなジャンルを指す言葉。現在の一般的な日本茶(発酵茶はここでは抜かす)は大きく分けて、深蒸し・中蒸し・浅蒸し・釜入り(蒸さずに生葉を炒る)に分類され、ここから煎茶なのかぐり茶が分類されるのです。

 

深蒸し茶製法

蒸すという言葉の説明をまずしなければはじまりません。まず「茶畑から摘み取った生葉をすぐに蒸す」という茶葉を蒸す工程は日本茶独特のものです。

これを殺青(さっせい)と呼びます。

殺青とは、生葉を加熱して葉の成分がそれ以上変化しないように酸化酵素やその他の酵素の働きを止めることです。これを行わず発酵・萎凋(いちょう)させたものが烏龍茶や紅茶となります。

 

この生葉を蒸す時間、つまり生葉に蒸気をあてる時間によって深蒸し茶になるかどうかが決まります。

深蒸し茶:60秒~120秒

普通蒸し茶:30秒~40秒

大きく分けると上記が蒸し時間です。

 

長い時間蒸せば、茶葉の芯まで蒸しあがり茶の成分が出やすくなりますが茶葉の形は粉っぽい形状に出来上がります。

短い時間ですと、形状は針のような綺麗なお茶が出来ますがお茶の成分は浸出されにくくなります。

 

ちなみに当社の「ぐり茶」は蒸し時間の長い【深蒸し茶】の製法で作られています。

皆様、知らないうちに自然と深蒸し茶をのんでいたんですよw

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。
この「ぐり茶」のお試しセットをクロネコヤマトメール便で発送致します!
お茶のお試しサンプル

 

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深蒸し茶用急須?

深蒸し茶 急須

お茶を美味しく飲むのも急須次第?

 

お茶を入れるときにお茶の葉、湯の温度、湯のみなどに気を使っても急須自体に目を向ける人は数少ないと思う。
これが案外大切で お茶の味が変わってしまうことさえある。
試しに御家庭にある数種の急須で同じ茶葉、湯の量で飲んで実験してみると面白いだろう。
急須の種類や形によってこんなに味が違うのか!と驚く筈である。
美味しく出る急須を知っていれば生活は潤い楽しくなる。
まず重要ポイントは、陶器製の『(常滑)とこなめ焼き』などを選ぶこと。
窯業工学(Ceramic technology)上から科学的に考察すれば、特に常滑焼きは酸化鉄多く含んだ土で作るため、お茶を入れたときにお茶の タンニンと反応し苦さがとれ、味がまろやかになる。
そして現代において、深蒸し茶が主流となった今は、網も重要なポイントです。
安売りの急須は網がぽこっと簡単に取れる形が主流。
このタイプは間違いなく、お茶本来のポテンシャルは引き出せません。
上記の写真のようなメッシュ網が急須本体に取り付けられてるものがおすすめ。
ステンレス網を急須の側面全体に張りめぐらせたもの。
茶葉全体にお湯が行き渡り、お茶の持つ本来の旨みを十分引き出し、一番おいしい最後の一滴のお茶まで楽しむことができます。
深蒸し茶は、茶葉が細かく急須の目詰まりが起こりやすいので、帯状に金網が巻かれている「帯茶漉し急須」をおすすめします。
茶漉し 急須
ぐり茶の杉山では、茶葉で簡単美味しく飲むために、常滑焼の帯茶漉し急須を推奨しています。

通販 急須
帯茶漉し急須のお手入れは、一晩漂白剤に付け、汚れが落ちたらよーく水洗いし、更に水につけてください。
これが足りないと漂白剤の匂いがお茶に移ってしまいます。
自然乾燥される際には茶こしの中身に水がたまらないよう、蓋を取って逆向きにして乾かします。

なお、こちらの深蒸し茶用の急須の網はステンレス製。
更にお茶の味にこだわりがある方ですと、網もこだわりましょう!
ステンレスの金気が気になるのでしたら、網目も陶器で作られた手作り急須がおすすめです!
手作りですので網目の穴は大きめですが、じっくり急須で飲まれる方には好評です。

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暮らしに役立つな~るほどアイデア!

日本人の食生活に欠かせないのが「お茶」。
お茶の葉には、カテキンやミネラル、ビタミンなど私たちのカラダに良いとされる様々な栄養成分が含まれています。
そこで、お茶は飲むばかりではなく食品としても料理やお菓子などに使われたりしてきています。
また、お茶には抗菌・消臭などの作用があることから、私たちの生活に役立つ様々な活用法が取り入れられてきています。
いろいろなアイデアによるお茶の葉の活用法の一部をご紹介しますので、おいしいお茶を飲みながら、ぜひお試しください。

朝までぐっすり!お茶枕
家庭でも簡単に作れるのがお茶枕。飲んだ後の茶殻を天日に干して、カラカラに乾燥させてから枕の中に詰めるだけ。当たりがやわらかいので寝心地が良く、ほんのりとしたお茶の香りが心地よい眠りを誘います。普段あまり眠れない人や眠りが浅い人はぜひ一度お試しください。

 
お肌すべすべ!茶がら洗顔
 ニキビや日焼けした肌にオススメなのが「茶がら洗顔」。
石鹸で洗顔した後よくすすぎ、水を張った洗面器に茶がらを入れ、両手で茶がらと水をすくってパッティングするように顔にあてるだけ。
※茶がらといっても1煎めを出したあとぐらいのもののほうがカテキンの量が多いので効果的です。 お茶を利用した石鹸もあります。 ぐり茶石鹸【SuHaDa】

 
お肌つやつや!緑茶風呂
お茶の葉(茶殻の場合には、カラカラに乾燥させたもの)をメッシュやガーゼ地の布で作った袋に入れてお湯の中へ入れるだけ。
香りがいいだけでなく、お茶に含まれている豊富なビタミンCなどには肌の汚れや脂分を落とす効果があるので、荒れたお肌もつやつやに。
また、お茶風呂に入ると体も温まると評判なので、冷え性の人には特にオススメです。

 
お茶で消臭
【まな板】
魚や肉などを料理した後のまな板の臭いって、なかなか落ちにくいものです。そんな時には、お茶の出がらしにお湯を注ぎ、その湯をまな板にかけてみましょう。お茶の抗菌・消臭作用でガンコな臭いもサヨウナラ。ぜひ一度お気軽にお試しください。
【タンス・下駄箱・冷蔵庫】 茶殻を天日に干して、カラカラに乾燥させてからガーゼなどで作った袋に包みます。
これをタンスの引き出し、下駄箱や靴の中に入れておけば、イヤな臭いや湿気も取ってくれます。 また冷蔵庫の中に置いても効果バツグン!

 
植物もイキイキ!お茶を肥料に
茶殻は肥料がわりにもなるんです。植木鉢などの木や花の根本に置くだけで、木や花は元気にイキイキとしてくるから不思議です。 ※ 植物の種類によって効果はさまざまです。少しずつ試してみてください。
上記のように、お茶は飲むだけではなく、飲み終わった茶殻をさまざまな形で利用できます。

 

 
伊豆の香り ぐり茶の杉山

株式会社杉山製茶工場
〒414-0033 静岡県伊東市馬場町1-11-6
TEL:0557-37-1202 FAX:0120-73-1249

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ぐり茶(深蒸し茶製法の蒸製玉緑茶)の形がよじれている理由

ぐり茶の形 深蒸し茶

ぐり茶の葉っぱの形をまじまじと見ると写真のようによじれています。

普通のお煎茶・深蒸し茶と比べるとまっすぐな形では無いです。

ぐりっと茶葉が丸まっています。

これがぐり茶が【ぐり茶】と呼ばれている由縁です。

 

なぜ【ぐり茶】が「ぐりっ」とした形になるかご存知でしょいうか?

理由は、生葉から荒茶に仕上げる工程の違いからです。

お煎茶、深蒸し茶には精揉(せいじゅう)という工程があります。

精揉というのは茶葉の形をまっすぐに仕上げる工程のことです。

精揉(せいじゅう)精揉イメージ図

 

機械で上記の図のように緑茶独特の細く伸びた形に整えるため、茶葉内部の水分を取り除いて乾燥を進めながら、人間が手で揉むように一定方向にだけ揉みます。

ぐり茶の荒茶を製造するときにはこの「精揉」工程がなく、代わりに「再乾(さいかん)」と呼ばれる工程になります。

 

 

上記の写真が「再乾機」と呼ばれるもので、蒸し上げた生葉の水分を抜き乾燥させるため、精揉工程のように茶葉をゴリゴリと傷めることなく、遠心力を利用し優しく乾燥させます。

この「再乾」工程でぐり茶独特の「ぐりっ」とよじれた茶葉の形が生まれるのです。

 

味も、精揉のように揉むことも無いので、茶葉本来がもつ旨味成分が流れることがないのもこの工程の特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ぐり茶(蒸し製玉緑茶)とは?名称の由来・歴史

深蒸し茶 ぐり茶の歴史

ぐり茶は、生葉をじっくり時間をかけて茶葉の芯まで蒸す、「深蒸し製法」です。 通常の煎茶との違いは荒茶製造工程で茶葉の形を整える精揉という工程がないのが特徴で、その結果、生葉を傷めず茶の成分が浸出し易く、渋みを抑えて茶本来の味を引き出すことが出来ます。 ぐり茶の「ぐり」とは、堆朱(ついしゅ)等の模様の唐草または渦のような形の称から付けられました。正式名称では蒸し製玉緑茶と言います。
弊社では茶品種にこだわり、やぶきた、さえみどり、ゆたかみどりをバランスよくブレンド配合し、味の奥豊かさを作り上げております。
『ぐり茶』の名称の由来 正式には【蒸し製玉緑茶】と言いますが外観の丸い感じから『ぐり茶』と呼ばれています。 この『ぐり茶』という呼び方は伊豆地方独特のものです。 それが近年全国各地にこの名称が広まり一般的名称になりました。 また、九州では釜炒り製の玉緑茶と区別するため【蒸しぐり】とも呼んでいます。

 

『ぐり茶』誕生の歴史 『ぐり茶』の誕生は1930年頃。 ソヴィエト連邦(現ロシア)へ輸出を図るため嗜好を合わせた製茶技術の開発が行われ、 その結果釜炒りであった中国茶と外観がよく似ていてしかも苦味を減少させるために 従来の茶よりも蒸し時間を長くし釜炒り茶のように見える丸い形に仕上がるようにしました。 この『ぐり茶』はソ連に受け入れられて輸出がどんどん伸びました。 その後、北アフリカ、中央アジア等への輸出向けとして作られ続けたお茶が、 輸出が衰退すると共に、国内に向けられるようになったものです。 以上が『ぐり茶』誕生の背景です。
What is Guri-cha?
“Guricha of Sugiyama” is produced by steaming green tea leaves deeply into the core and slowly for a long time. It is distinguish from the conventional type of “sencha (refined green tea)” by its elimination of the final kneading and leaf-reshaping process during the production of “aracha (unrefined tea).” It prevents fresh leaves from degradation, and thus extracts a greater amount of green tea components coming out from leaves. This unique production method can contain rich-bitter taste of the taste and preserve the essential flavor of green tea.
“Guricha or Guri-tea” is named from its shape similar to “guri” which represents the pattern of elaborately-coated red lacquer ware, or the whirlpool-like arabesque design. The official name of the product is steamed rounded green tea

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