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お茶のお話(6ページ)

べにふうき

べにふうき

お徳用 べにふうき

メチル化カテキンで話題の「べにふうき」
ところで「べにふうき」とはどんなお茶かご存知でしょうか?

もともと「べにふうき」は紅茶・半発酵茶生産するための品種として開発されました。
ところが、緑茶として生産されたべにふうきの成分にはメチル化カテキンが多く含まれることがわかった。
それからべにふうきは、紅茶生産用よりも「メチル化カテキン」に脚光を浴びることになったのです。

メチル化カテキンとは、エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレートと厳密には呼びます。
このメチル化カテキンには、抗体(IgE)の肥満細胞(マスト細胞)へ付着を抑制する効果と、
ヒスタミンなどの放出を抑制する効果がある事が、研究によって明らかになっています。

簡単にまとめるとアレルギーの原因になる抗原、アレルゲンの抗原抗体反応を抑えることが研究で明らかになっています。
臨床試験では、通年性アレルギー(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎)、季節性アレルギー(花粉症)に対する効果も確認されているみたいです。

このべにふうきに含まれる、メチル化カテキンは通常のお茶で使用する品種「やぶきた」には含まれていません。
そして、べにふうきの生葉の加工方法は、発酵させて紅茶にすると消失してしまうため、
釜炒り製法で緑茶として加工する必要があります。
またカテキンは水溶性で、高温の方が効率よく抽出されますので、
微粉末茶であっても熱湯を使用する事をお奨めいたします。

ぐり茶の杉山では、この「べにふうき」はメチル化カテキンを摂取しやすいよう、
茶葉を微粉末加工したものを、1回分の容量を入れたスティックタイプで販売しています。
ティーバックタイプの商品より、べにふうき茶葉を丸ごと頂けますのでより多くのメチル化カテキンが効率的に摂取できます。
インスタントべにふうき

商品名は「お徳用 べにふうき 200本入」
べにふうき 6

べにふうきの効果は飲んで3~4時間ほど。
1日平均4本を使用するとして50日分。
200本入りだから1本当り31.5円!!

そしてこの商品で使用している原料は、「100%静岡産」
(但し、本年は、2010年度産の茶葉を使用しています。)

べにふうき1

メチル化カテキンを生かすため、静岡では珍しい釜炒り製法でべにふうきを加工しています。

べにふうき3

そのため、メチル化カテキン含有量は、100g当り1940mg!!
べにふうき 検査

花粉シーズンの準備としておすすめです!
花粉の飛散が始まるおよそ一ヶ月前から飲み始めると個人差がありますが、ピーク時の症状が軽減されます。
1日の目安としてスティック3~5本を時間を空けてお湯に溶かしてお飲みください。
釜炒り製のべにふうきの茶葉を粉末状(インスタントタイプ)に加工してありますので丸ごと摂取できます。
湯飲みでそのまま使いやすいように0.5g入りになっております。
1日4~5袋ご利用いただいても大変お得な200本入りですので一ヵ月半持ちます。

なお、べにふうきは天然のものなので副作用は一切ございませんが、効果には多少の個人差があります。

通販ではこちらで!

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なぜ静岡はお茶の街になったのか

茶箱 蘭字

静岡市中心部の北西よりに「茶町」という町があります。この付近は江戸の頃からその名の通り製茶問屋の街として栄えてきました。そして明治の終わり頃に大発展の時を迎えます。そのきっかけは1899年、清水港が国際貿易港として開港したことでした。  清水港はその背後に静岡県という大産地を持ち、そのお茶が集まる静岡市にも近く、茶貿易にはうってつけの港。やがて静岡市の茶町周辺には。製茶問屋によって輸出茶の再製工場が続々と建てられるようになりました。  再製とは、お茶を輸出する際に、茶葉が長期の保存にたえられるよう再度火入れして乾燥・整形したり、安定供給するために品質のランクごとにブレンドしたりすること。再製作業は清水港開港以前、主に横浜や神戸など古くからの国際貿易港周辺で行っていましたが、その役割は次第に静岡市に集中するようになりました。横浜や神戸にあった外国商社も続々と静岡市に集まり、競うように再製工場を構えたのです。  また、輸出用の茶袋、茶箱、茶缶などをつくる茶関連業者や、製茶機械のメーカーなども茶貿易とともに発展していきます。さらには茶園開拓も日本平周辺で進みました。こうして静岡市はいちだんとお茶の街の色彩を濃くしていきました。  いいお茶が集まるところには製茶問屋が集まる。製茶問屋が多く集まるところにはさらにたくさんのお茶が集まる。そうした良い循環が、静岡市をお茶の街に仕立ててきました。そして、県内のみならず全国のお茶が集まる一大集散地として、ゆるぎない地位を築くに至ったのです。その結果、「静岡茶」は国際ブランドとして認められるようになりました。  清水港を舞台に花開いた茶貿易は、ロシアやアメリカなどにもルートを拡げましたが、戦後になって日本経済が豊かになるにつれ、次第に国内消費に移り変わっていきました。その間、茶業者が業界をあげてお茶の品質向上に取組んできたことも、「お茶はやっぱり静岡」といわれるほどになった一因です。今も静岡市には、お茶の街としての伝統と誇りが生きているのです。

 

江戸時代に下ると、静岡のお茶に関する確実な古文書が増えてきます。江戸のはじめ頃には安倍川流域で確かにお茶がつくられていたことを示す記録も残っています。その記録とは、徳川家康公が大御所として駿府城に在城していた頃、安倍川奥地から駿府城に御用茶をおさめたというもの。当時のお茶生産の主流を占めていた宇治にも匹敵する良質産地として認められたからに違いありません。安倍川流域のお茶づくりはそのような経緯から少しずつ名を知られるようになり、やがてこの地にもいよいよ「煎茶」が登場してきます。 江戸時代の初め、徳川家康が駿府城にいた頃は、お茶会が政治の場として大きな意味を持っていました。その際、家康やそのまわりの人々は、地元産の抹茶も使っていたようです。安倍郡(安倍川流域)の奥、井川では抹茶のもとになる碾茶が作られました。このお茶は高価な茶壺に詰め、標高千メートルを超える大日峠のお茶壷屋敷で夏を越し、秋になってから駿府に運びました。この時の運搬の様子を想像してイベント化したのが、毎年新茶の季節に行われるお茶壷道中です。家康の死後、駿府の政治的な役割がすっかり衰えて抹茶の需要がなくなるとともに、宇治が独占的に生産するようになって、せっかくの抹茶製造技術は絶えてしまいました。  なお、足久保では1681年から江戸の将軍家に対するお茶の上納が始まります。ここには専用の製茶小屋が3つも設けられ、かなりの量の高級煎茶がつくられていましたが、八代将軍吉宗の時の1716年に中止になります。すると製茶技術も一気に衰えました。なぜなら特製のお茶は庶民には手が出ない上に、飲み慣れないものだったからです。  当時の庶民が好んだのは、ごくごく簡単な製法の日干し茶か、釜炒り茶だったのではないかと考えられます。釜炒り茶というのは、九州では今でも作られていますが、生葉をいきなり熱した大鍋に入れて炒ってから、ムシロの上で揉み、そのまま乾燥させるものです。現代中国ではこの方法が一般的であり、静岡に代表されるような、蒸して揉む日本独特の煎茶は、茶の世界からみると大変特殊な製法なのです。  では、いつ頃から蒸し製煎茶が普及したのでしょうか。  京都に永谷宗円という人が出ました。彼は、蒸して揉まずに乾燥させる抹茶の技術と、釜で炒ってからムシロの上で揉む番茶の技術を合体させ、生葉を蒸して焙炉の上で両手を使って丁寧に揉んで仕上げる、青製と呼ばれる製茶技術を完成させました。1738年のことです。このお茶の評判は江戸の問屋を通じてたちまち全国に広まり、やがて静岡県でも宇治から指導者を招いて技術導入に努めることになります。  永谷宗円におくれること50年、駿府のある商人が足久保の高級煎茶の製法が絶えてしまったのを惜しみ、古老から話を聞いたり自分で工夫したりして、すばらしいお茶をつくることに成功しました。当時、世間では抹茶を使用する従来の茶道に対して、もっと気軽に雰囲気を楽しみたいという煎茶道が盛んになっていました。抹茶は、粉をとくため濃い色になりますが、抹茶は、清く透きとおった色をしています。煎茶を愛した文化人にとって、「清」「青」は自らの生きかたにもつながるキーワードであり、新しい煎茶の製法はみごとにそれに応えたのです。ここに煎茶は有力な支持者を得、商品として大きく発展する機会をつかみました。  こうして江戸の問屋を軸に新しい煎茶の製法が次第に広まり始めた頃、日本が長い鎖国の夢から覚め外国貿易が始まります。そして生糸に次いでお茶が輸出の花形になりました。茶は一気に日本の戦略商品に躍り出したのです。

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ぐり茶の棒茶

ぐり茶の棒茶 「ぐり棒 (ぐりぼう)」(くき茶)

棒茶 茎茶

地方によって呼び方が異なりますが、棒茶(茎茶)とはどんなお茶かご存知でしょうか?
製造工程をご存知のお客様は少ないと思います。
ここでは、ぐり茶の荒茶から選別される、ぐり棒(ぐりぼう)について少しご紹介します。

荒茶 棒
↑お茶の原料「荒茶」 この原料から、本茶・棒茶・粉茶等を選別します


■上級棒茶の選別

棒茶機械
お茶の原料である荒茶から棒茶だけを取り除く方法が一般的には「電気選別」「機械選別」があります。
高級な棒茶を荒茶から取り出すには前者の「電気選別」です。
上記の写真の機械はローラー状の金属に1万ボルト近い電流を流し遠心分離器の原理で、棒茶に含まれる水分量の差を利用して品質の良い棒茶だけを取り除きます。
この電気選別で取り出した棒茶(茎茶)を業界内では電棒茶と呼び、濃厚な味わいを持つ棒茶として重宝されています。
茎茶 棒茶
ぐり茶の杉山では、一番茶でも高品質なミル芽の原料からこの電気選別で取り出した棒茶は「限定棒茶」として販売しています。
限定棒茶

 

■通常棒茶の選別

棒茶 機械

機械で棒茶を取り除きます。業界内では色彩選別機で取り除いたので「色棒」と呼ばれています。
一昔は、光電管を利用して荒茶を照らし、明暗の差をセンサー反応したものをエアーで吹き飛ばして棒茶を選別していました。
現在では、CCDカメラを搭載し、精度の高い棒茶の選別をしています。

こうして色彩選別機から取り出した棒茶、ぐり棒(ぐりぼう)は、ぐり茶の杉山では、「棒茶 525円100g入」「棒茶 630円200g入」として店頭に並べられています。
以上の棒茶(茎茶)の選別方法の違いで、棒茶の品質の違いが生まれてきます。 ぐり茶から取れる「棒茶」は煎茶の棒茶と比べると、棒の長さが短い。 その分、同じ分量で入れる味は、煎茶から取れた棒茶より甘味が強く感じるかもしれません。 これがぐり茶から取れた棒茶「ぐり棒(ぐりぼう)」の味の特徴です。
あと余談ですが、この棒茶、香炉で炊くといい香りがします。 お茶のアロマセラピー。和の香りを楽しむ方も増えています。 香料を利用したアロマセラピーとは違い、天然の香りもいいものです。 それに消臭効果もあります。ペットを飼ってらっしゃるご家庭内でも効果があるみたいです。

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悪玉コレステロールを減らしてくれるカテキン

カテキン

コレステロールは、細胞膜やホルモンの成分であり、身体にとってなくてはならないものです。しかし、血液中のコレステロール値が正常より高い状態が続くと、最悪の場合、動脈硬化につながり、その結果、心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす可能性もあります。したがって、動脈硬化などの生活習慣病の予防には、血中コレステロール値を正常に保つことが重要なのです。

緑茶に含まれるカテキンは、このお茶の特有の渋みの元です。 この渋みの元は血中のコレステロールや中性脂肪を低下させる働きがあります。 更に嬉しいことにこのカテキンは血中のコレステロールでも悪玉コレステロールだけを低下させて、善玉コレステロールには影響しないという点です。

緑茶を多く飲む人ほど血中コレステロール値が低い」という調査結果は、広く知られるようになってきました。これは、緑茶に含まれるカテキンが、食事中のコレステロールの吸収を抑えるためだと考えられています。また、血中コレステロールが高めの人が、食事(朝・昼・夕)とともに約200mgのカテキン(通常の緑茶の約3倍程度)を含む飲料を1日3回摂取すると、摂取2ヵ月後から徐々に血中コレステロールが低下してきます。しかもこの場合、悪玉といわれる「LDLコレステロール」だけが低下し、善玉といわれる「HDLコレステロール」には影響しないという、優れた特性をもっています。

カテキンは他にも優れた効能があります。
血圧の上昇を抑える効果や血糖値の上昇を抑える作用もあり、これらによって糖尿病はもとより動脈硬化や高脂血症、さらにはガンの予防にもとても有効なのです。
また、お茶には殺菌作用もあり、食事の後にお茶を飲むことによって咥内の殺菌にも役立ち、公衆予防にも効果的なのです。 緑茶にはフッ素も含まれていて、虫歯にもなりにくいそうです。

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ティーバッグの歴史

ティーバッグ

ティーバッグの誕生の歴史
最初のティーバッグは多くの発明がそうであったように、ある日、偶然がかさなり発明されました。

1904年ニューヨークでコーヒー・お茶の販売をしていたトーマス サリバンが当時、お茶のサンプルはブリキ缶に入れ顧客に送るのが主流だったのを、経費を削減するために木綿の袋に入れて送ったところ、それを受け取ったお客の一人が、この新しい包装形態にとまどい、包装包みごとお湯に投げこんだのが始まりだったのです。

ティーバッグの発明は伝統的な英国ではあまり歓迎されなかった、というよりむしろ疑いと警戒心をもたれていたようです。しかし、アメリカではおもにレストランなど業務用に受け入れられ、1920年ごろから急速に一般家庭へひろがっていきました。

アメリカで1935年に発行された「ALL ABOUT TEA」によると、大きくわけてTEA-BALLまたはTEA-POUCHタプとTEA-BAGタイプがあり、前者は丸いガーゼの上部を糸で結んだ物で、後者は今のティーバッグの原形になったもので、ガーゼまたは小さな穴を沢山あけたセロファンを使用してました。

我が国ではどうだったかというと、海外では紅茶がティーバッグで売られかなり普及してましたが、麦茶のティーバッグが自動機械で作られる1965年ごろまで待たなければなりませんでした。さらに、それが一般に普及するにはさらに10年ほどの年月がかかりました。

現在では素材も研究され、ナイロンメッシュや不職布などの素材も出てきました。
ぐり茶の杉山ではナイロンメッシュの素材を使用しています。

 

★ティーバッグの形
伝統的なティーバッグの形は正方形や長方形ですが、最近では円形やピラミッド型のティーバッグも販売されています。
茶葉のジャンピングを助けるテトラ型のティーバッグもあるようです。

美味しいティーバッグ(ティーパック)

ぐり茶の杉山オリジナル
ぐり茶三角シャーパックがお勧めです
詳細はこちら

ティーバッグの説明

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風邪予防にお茶でうがい

お茶の成分、カテキンに抗ウイルス作用

日本人に長く愛飲されているお茶。 古来「養生の仙薬」と呼ばれてきたほど、病気予防などの働きがあることは経験的に知られてきた。 専門家によると、冬場に流行するインフルエンザを抑える作用も動物実験で確認されている。 お茶でうがいを励行すれば、インフルエンザにかかりにくくなるという。
お茶の成分の中で様々な作用の主役と考えられているのが「カテキン」と呼ばれる物質。赤ワインに含まれ、動脈硬化などの予防に役立つ成分として有名になったポリフェノールの一種で、渋みの成分の本体だ。 緑茶にはカテキンの一種であるエピガロカテキンガレートという物質が、紅茶には同じくテアフラビンなどの成分がそれぞれ含まれている。カテキンは湯のみ茶わん1杯のお茶の中に100ミリグラムと、お茶に多いとされるビタミンCの数十倍多く含まれている。 お茶に含まれるカテキンの研究を続ける島村忠勝・昭和大学医学部教授は「カテキンはいくつもの異なった作用を併せ持つユニークな物質」と強調する。カテキンには①細菌を攻撃する抗菌作用②毒素を解毒する抗毒素作用③ウイルスを抑える抗ウイルス作用――などがあるという。
このうち抗ウイルス作用は様々な実験で明らかにされている。例えば、宮城県の養豚場でのブタを対象にした実験。ブタは人間同様にインフルエンザにかかる。11月から1がつまでの期間、緑茶から抽出したカテキン類を水に溶かし、普通のお茶の約4分の1の濃度にして豚舎天井のスプリンクラーからブタに直接噴霧した。 実験の狙いは緑茶成分がインフルエンザを抑える効果を持つかどうかの検証。生まれたばかりの子ブタは、母ブタから受け継いだインフルエンザ抗体を持つものの、抗体の数は年々減少していく。逆にインフルエンザに感染すると抗体が増える。この増減の具合を調べ、効果を検証しようというものだ。 その結果、緑茶成分を噴霧した子ブタは12月には抗体数がほぼゼロになり、インフルエンザへの感染が認められなかった。噴霧をやめると1ヵ月以内に抗体が増えた。 一方、比較対照のために水を噴霧しただけの近くの養豚場では、同時期に子ブタの抗体が増えており、この地域でのインフルエンザが流行していたと推測できる。 予防接種をして体内に抗体を作らなくても、鼻や口を通して緑茶成分を摂取すれば、その抗ウイルス作用でインフルエンザ予防効果が見込めることを示しているという。島村教授は「噴霧しただけで効果が見られたのがこの実験のおもしろいところ」と解説する。
お茶の抗ウイルス作用をうまく利用する方法がお茶を使ったうがいだ。 お茶どころ静岡県の榛原町にある坂部小学校では、インフルエンザが猛威を振るう11月から2月くらいまで、緑茶うがいを励行している。 体育の後、給食の前など日に3-5回行っている。お茶は水筒に詰めて生徒が持参したものだ。 インフルエンザが流行した1998年初め、生徒の欠席率は近隣の小学校と比べ明らかに低い数値となったという。 うがいに使うお茶は、いわゆるお茶の木から作られるお茶ならば紅茶でもウーロン茶でもよいそうだ。 島村教授は「お茶を使ううがいはインフルエンザにかかった人が他の人にうつすのを防ぐのにも有効」と話す。島村教授らの実験ではお茶は市販のうがい薬とは働き方が違う。市販薬がウイルスなどを殺菌してしまうのに対して、カテキン類はウイルスの増殖を抑える働きがあるという。 とはいえ、お茶でうがいをするだけでよいわけではない。規則正しい生活とバランスのとれた食事も欠かせない。すべての細菌やウイルスに効くわけではないし、万病を予防するわけでもないのだが、毎日、手軽に続けられる点はお茶ならではの長所といえよう。

2003.11.1日本経済新聞より

 

お茶でうがいをするときのポイント
★カテキンが含まれるお茶を使う
★お茶は熱くても冷たくてもよい(熱いお湯で入れるとカテキン類がよく抽出されるが、やけどの注意)
★薄いお茶でも可(2、3番せんじでもよい)
★砂糖やミルクは入れない(糖分があると効果が落ちる)

当社のうがいに適したカテキン成分が多い商品はこちら ぐり茶 上級・中級二番茶 大袋入

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棒茶のほうじ茶、ぐり棒ほうじ茶(ぐりぼうほうじちゃ)

ぐりぼう ぐり棒

ぐり棒ほうじ茶 ぐりぼうほうじちゃ

棒茶を焙じた商品で有名なのは丸八製茶の加賀棒茶です。 一時、メディアでも話題になりました。

ぐり茶の杉山でも、棒茶を焙じた商品、「ぐり棒ほうじ茶」があります。 店内では地味に陳列されているせいか存在感はありませんが、味には存在感があります。 値段も250gで縁起よく777円(税込)。 ぐり茶の2番茶から選別される棒茶を使用しているため価格は抑えております。
味わいは、ほうじ茶らしくさっぱりしていますが棒茶の香りと甘味が口に残るのが特徴です。 味の濃い料理を食べた後に飲むお茶としても最適です。 20年以上の商品で、幅広い年齢層のお客様に何度もリピートされています。 気取らずがぶりと飲める、影の人気商品です!

茎茶 棒茶
この棒茶を、焙じると…↓
ほうじ ぼう
こんな紅茶のような色になります! 商品の封を開けると、ホワーっと焙じたいい香りが広がります。

ぐりぼう 湯呑

通常の茶葉のほうじ茶も美味しいですが、ぐり茶の棒茶で作った「ぐり棒ほうじ茶(ぐりぼうほうじちゃ)」は寒い季節の食後の一杯にお勧めです!。

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深蒸し茶について

深蒸し茶と普通蒸し茶の違い

深蒸し茶って知っています?

ためしてガッテンでも放送したから知ってる方も多いかと思いますが、深蒸し茶っていろんな種類があるのも知っていますか?

深蒸し茶=掛川茶って人もいます。

今現在、深蒸し茶は日本あちこちで生産されています。
主には静岡県・鹿児島県・宮崎県など、深蒸しに対応できる生葉を蒸す機械があればどこでも産地になります。

深蒸し茶の原料となる品種もたくさんあることも知っていますか?
「やぶきた」品種は知名度が高く一般的ですが、
「ゆたかみどり」「おくみどり」「あさつゆ」「さえみどり」などなどさまざまな品種の生葉からも深蒸し茶が生産できます!

深蒸し茶で販売されている種類は
煎茶系・ぐり茶(玉緑茶)系と大きく2種類です。

深蒸し茶でも、蒸し時間がうーんと長くして茶葉の色があめ色まで蒸したものから、水色(注いだときのお茶の色)がきれいな緑になる蒸し方等々販売される茶産地によってさまざまです。

ティーバッグでも浅蒸し茶の物もあれば深蒸し茶のものもあります。

お茶は、販売店の数ほど味がありますのでいろんなお茶を飲んでくださいね。

深蒸し茶・ティーバッグ・ぐり茶 取扱ぐり茶の杉山

 

 

深蒸し茶(ふかむしちゃ)は茶の製造方法の一種で、煎茶、玉緑茶、玉露、かぶせ茶などに用いられる。当然ながら、釜炒り茶に深むし茶はない。生茶葉から煎茶を造る最初の工程である「蒸し」の時間を、1分から3分程度と長く取るものを深むし茶という。茶葉を乾燥したり揉んだりする前に、茶葉の細胞がほぐれ成分が出るように通常は10秒から1分程度蒸すが、深蒸し茶は長い蒸し時間によって茶葉からの滲出成分が通常の煎茶より多くなり、濃くまろやかな味わいとなる。出来上がって淹れた深蒸し茶は通常、深緑色から黄土色で濁って見える。静岡県では黄土色に近い色合いのものが本物とされ、独特の甘みは他の追随を許さない。一方、九州では黄土色よりも深い緑色のものが多く、被覆栽培されたものを深むし茶にするケースが多い。また、蒸し機の回転数を極端に上げ、茶の葉を粉砕したものを深むし茶といって販売されている場合もある。深むし茶の特色はその濃い緑色ではなく、むしろ甘味を感じるほどの味わいの柔らかさと深むし茶独特の涼しい独特の香気である。

 

 

深蒸し茶の歴史
深蒸し茶の発祥地は牧之原市である。明治時代の中期に手揉み茶製法である誘進流の一派を興した戸塚豊蔵が考案し普及したのが始まりとされ、昭和30年代に山本平三郎が製法を確立し、牧之原台地一帯に広げたといわれている。 しかし牧之原台地は、平成の合併以前、榛原町・相良町・小笠町・菊川町に区分けされ、その区分は複雑であり、製法確立の時期も近かったため、他地区でも深蒸し茶のふる里と称されている所もある。

 

 

  • 蒸し時間が10秒から20秒程度を浅蒸し茶(手揉み茶はこの部類が多い)、20秒から1分程度を普通蒸し茶と呼ぶ向きもあるが、製茶用語としてはあまり定着していない。
  • 長い蒸し時間によって香りが弱くなるため、玉露などをブレンドして香りを補うことがある。
  • 性質上、粉のように細かい葉が多くなりがちなので、急須の目詰まりを起こしやすい。しかし深蒸し茶用急須を使うことで、目詰まりを起こしにくくなる。
  • 2011年1月12日のNHKためしてガッテン、さらに2011年1月21日のTBS「みのもんたの朝ズバッ」の放送において静岡県掛川市の深蒸し茶が長寿に効果があると放映されたが、これは人口10万人以上の市町村に限定して平均余命を調査した結果として掛川市が注目されたもので、深蒸し茶の効能は掛川産のみならず、深蒸し発祥地である牧之原市・菊川といった静岡県の深蒸し茶であれば同様の効果が得られる。製造過程の特徴で「深蒸し茶」と命名されており「掛川市」の製法が他地域と異なるものではない。

 

 

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ぐり茶はどこで生産されている?

ぐり茶の生産地

よくお客様に、ぐり茶の産地を聞かれます。
当社が伊東市にあるせいか、伊東に茶畑を持っているの?と質問されます。
答えは、伊東市内、伊豆半島内には当社の契約茶園はありません。
弊社のぐり茶は純粋な「伊豆産」ではございません。

良質な原料はやはり茶産地の静岡(島田市 牧之原市 掛川市 沼津市)
鹿児島(南九州市)、宮崎(児湯郡)の契約農家から供給されています。
茶畑の管理は1年間を通して行われるため、兼業農家さんではなく、
茶園管理を徹底している専業農家さんと契約しています。

原料は全て、各契約農家さんから弊社の併設工場に直送され、
1年を通じて新鮮な味がお客様にご提供できますよう、
マイナス25度の低温冷蔵庫に保管されます。

今回は生産農家さんのメッセージをご紹介します!

静岡 伊久美
静岡県島田市 伊久美 西本和弘
父親の代からぐり茶を作り30年以上が経ちます。
研究により、ようやく今のぐり茶に辿り着きました。
特に爽やかな味と、水色にこだわって製造しております。
栽培については、山のお茶らしく昔ながらの方法で、
土作りを重んじ深耕と敷き草は欠かせません。

静岡県牧之原市相良
静岡県牧の原市 相良 永田基記
気温や湿度とその日の天候状況により、
できあがった製品に差が出るため微妙な調整が必要です。
また、摘採後の生葉管理にも気を使っています。
製造中は休む暇もなく昼夜徹底した管理を行い、
一生懸命努力しています。

鹿児島県指宿 折尾
鹿児島南九州市 指宿頴娃 折尾正光
頴娃町は、温暖な気候と平坦な畑作台地が広がり、
今や全国に誇る一大茶産地が形成されつつあります。
そのような立地条件を活かし、
常に良質なお茶づくりに熱心に取り組んでいます。

鹿児島県指宿 新原
鹿児島南九州市 指宿頴娃 新原秀光
おいしいお茶を提供するのはもちろんですが、
できるだけ農薬の使用を抑え、消費者の皆様が安心して飲める
お茶づくりをしています。
今後も安心して飲んで頂けるおいしいお茶ができるように、
努力していきます。

宮崎県児湯郡 高正
宮崎 児湯 高正寿久
二番茶の収穫が終わると同時に、
来年の一番茶の芽が出る枝の選択から茶園管理が始まります。
土の中の微生物を殺さず、茶の木にも土にも優しく、
肥料は微生物が分解し、茶の芽一本一本に十分栄養が
行き届くような茶の芽作りをしています。

ぐり茶の杉山の生産農家さんは、静岡・宮崎・鹿児島で各農家さんの独自の個性を出した『ぐり茶』を生産していただいています。
そしてこの各産地の『ぐり茶』を当社独自のブレンド配合で奥行きのある飲み続けても飽きの来ない味わいに仕上げています。

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お茶の水を沸かす容器

お湯を沸かす容器の材質で残留塩素の量が変わる
 ~水道水を沸かす場合~
カルキ やかん

水道水とは、日本では残留塩素を0.1mg/L以上含む水であって、高い地域では2.0mg/Lも含むものもある。
この塩素、人間が飲むために安全の代償として水道水に含まれているが、「臭い」だけは頂けない。
前回のブログで塩素をとばすには沸騰することが大事と書いたが、今回は沸騰させるやかんの材質について書いてみます。

「静岡県お茶と水研究会」からの調査報告です。
お茶を飲むとき、水を(※1)ヤカン(※2)に入れ一旦沸騰(※3)してから5分くらいそのまま沸かし続けた後お茶を入れるが、最も普遍的なのが水道水をそのままヤカンに汲んで沸かすケースではないだろうか。 ほとんどの本に残留塩素は沸かせば飛んでしまう、だから蓋を取って5分沸騰させてからと書いてあるが、そうでは無いこと、ヤカンの材質によって大きな差があること、また汚染の由来をもつ水は沸騰で残留塩素は無くなるが、良い水では純水が蒸発した分濃度が濃くなる傾向があること。要するに残留塩素は100度の温度だけで揮散するもので無いことが解った。

水道水からカルキ成分を飛ばすためにはヤカンを選んで使う
鉄瓶>使い古したアルミヤカン>アルミヤカン>ステンレス製>ホーロー製・ガラス製の
順になる。
ヤカンの材質を選ぶ、鉄は微量とけて容器内塩素分解の触媒の役を果たしているものと考
えられる。塩素は無くなるが微量の鉄の溶出がお茶の味に影響するかはまだ試験していな
い。使い古したヤカンが次ぎに来るのは内部に付着した成分の触媒効果と面積の広さにあ
るものと考えられる。要するに残留塩素の消長は材質の溶解度に反比例すると考えて良さ
そうである。

沸騰してから5分位そのままにする意味
水を沸騰させる効用は第一に、有害な細菌を死滅させることにある。次が硬度成分中のマ
グネシウムの一部を不溶成分に変え下痢を起こすことを抑えることと、一時硬度成分を不
溶性のものに変え、茶葉のもつ香りや成分を引き出すため、が昔からの知恵である。昨今
では溶存ガスをできるだけ飛ばしてpHを上げ色が良く出る作用、トリハロメタン等を蒸
発させるための意味も考えられる。

以上、私がお茶知識人養成総合講座「O-CHA未来大学」の講座で学んだことを抜粋しました。
お茶の水について本気で研究されている方の講義で「水」について熱く語っていられたのが印象的でした。

「おいしい水」の定義  大学産業株式会社さんから抜粋
「おいしい水」とは、「そのまま飲んで、おいしいと感じる水の事である」と単純に定義する人もいるがこの考え方からすれば、無色・透明・無味・無臭で、ある程度ミネラル成分を含み適度に冷えていれば、雑菌・大腸菌がうじゃうじゃいても「おいしい水」として適合してしまうし、基準を超える砒素や鉛を含んでいても適合してしまうことが考えられる。その考え方からすると「おいしい水」とは「国で決めた飲料水水質基準に合格し、そのまま飲んで、おいしいと感じる水のことである」と言うのが良い様に思うが、そうするとフランス等から輸入しているミネラルウォーター等では硬度成分の量で日本の厚生省で定めた飲料水水質基準から外れるものが出てくる。
従って「おいしい水」の解釈については、その表現自体が曖昧なものであり、遊び心の有るものであるので、難しいことは抜きにして、「おいしい水」とは、「安全でそのまま飲んで、おいしいと感じる水の事である。」と定義するのが妥当であろう。
なぜこの定義にこだわるかというと、一般的には「おいしい水」というとそのまま飲んでも、お茶、コーヒーの嗜好飲料用として使用しても、炊飯用に、調理用に、粉ミルクを溶かすのに、洗濯用に、加湿器用に、等などすべてに良いと思う人がたくさんいるので、あえてそれらに良い水のことではなくて「そのまま飲んでおいしい水の事」であるという区別が必要なのである。輸入された本物のミネラルウォーターがおいしい水とは限らない原因がここにある。
海外で販売されているボトルドウォーターは“安全”を求めるもの、“おいしさ”を求めるもの、“健康に役立つ”ものを求めるものの棲み分けができているしユーザーもそれらを知って飲み分けているが、日本ではボトルドウォーターとは、“おいしい水”という概念で販売しているせいか、ほとんどが水道水に近いもので、癖や個性や特徴が無く、何にでも向くが何の効用もない、ただのムード水が多く売られている。
因みに健康に良い水と美肌を作るとは相反し、おいしい水と健康に良い水も異なり、おいしい水と安全な水も異なり、おいしい水と清涼飲料水を作るのに良い水も異なり、おいしい水と緑茶をいれるのに向く水も異なるからである。要するに「おいしい」とは健康、等と関係なく、人間の目~鼻~口~食道まで心地よいものであれば良いというものであるので、そこのところの関係がよく理解できないとおいしい水の条件が違ってくるのである。
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